数寄屋袋って自分で作れる?
って思ったことがある方はいませんか?
私は思ったことがある、というか聞かれたことがあります。
以前自分で購入したことがある数寄屋袋を手に取り、
『これって中に厚紙入ってるよなぁ、ボンドとか使ってるのかな?』
これは詳しい作り方を調べないと1人では無理だなぁと思いました。
そこでyoutubeではなく
作り方の本を探すのは昭和生まれだからでしょうか?^⚪︎^

こちらの本を購入したのですが、布と紙と接着剤を組み合わせて何かを作ることに
苦手意識が発動してしまい…。
作ってみたい気持ちはあるものの本は飾り物になってしまいました。
この本を見て唯一作ったものは足袋入れです。
ですが型紙を取って紙と接着剤は使わず、布を縫い合わすだけで作りました。
そちらはプレゼントで差し上げたので手元にはありませんが。
前置きが長くなりましたが、この本を見て数寄屋袋を作ることができました!
完成品はこちら!

可愛く出来上がって気持ちもウキウキに♡
これを作るきっかけになったのが、やはり知り合いからの
『こんなのワークショップで作れませんか?』
というお言葉でした。
その時に持って来られたものはこちら。

力のかかる部分の裏地が破れてしまっていましたが、
その方の伯母さんがお琴の練習で(道具を入れて)使われていたそうで
思い出の品だなと思ったので、練習がてら作り直してみよう!となったのです。


まずはミシンで縫われていましたが解いてみることに。
表地はさすがというべきか、やはり着物地。
全く問題なく使えそう。
裏地は着物の裏生地ですが薄いのでミシンで縫っていたところと
開け閉めする力のかかる部分が裂けてしまっていたので
こちらは残念ながら使いません。


表と裏をそれぞれ縫います。裏地は家にあった残布です。

びっくりするのは縫うところはここだけということ!
蓋部分には画用紙厚の紙を貼りつけて
表地と裏地を一つにして貼り合わせてマグネットボタンも付けて完成!
貼るだけといえども綺麗に釣り合いよく貼り合わせるのは難しいのですが、
綺麗に仕上がると嬉しいものです。
釣り合いよく仕上げるためにも裏地は2mm小さく作ってあり、
表と同じように縫うというのがポイントかもしれませんね。
あとは縫い代の始末。見えない部分も丁寧に畳んでおくと
美しく仕上がります^^
ビフォーアフターをどうぞ。


出来上がってみると柄合わせしたみたいに繋がっているみたいに見えるところもあり、
これもまた嬉しいポイントになりました(たまたまなんですが)

ご本人様にはまだお渡ししていないのですが、
写真をお送りすると、
『まさか修繕してくださるとは…!!』
『思い出も残せる』
と喜んでいただけました🎵
私が物作りが好きな理由は
これがこんなふうになるんだ!という感動と
捨てるしかないかなと思っていたものが甦る感動が好きだからなんです。
しかも自分のために作るよりも人に喜んでもらいたくて作る方が熱が入るんです。
途中の制作過程が好きだったり、美しく完成した時の嬉しさが好きなので
上手く出来たものはプレゼントすることが多いです。
数寄屋袋作りはそのうち月イチワークショップにも
登場すると思います!
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