夏の恒例、親子で文楽へ──着物で楽しむ文化の時間
大阪 平野区で着付け教室・和裁教室・出張着付け・お着物相談をしている着付けと和裁〜いろは〜の吉田さきです。

今年の夏休みも、娘たちと一緒に「夏休み文楽 親子劇場」へ行ってきました。
気づけばもう4年目くらい? 毎年この時期になると、文楽劇場の空気と、舞台の人形たちの繊細な動きが恋しくなります。

今回も、着物好きの知り合いの方と一緒に、着物を着て文楽鑑賞へ。
娘たちも少しずつ文楽の世界に親しみを持ち始めていて、舞台が始まると自然と背筋が伸びているのが微笑ましく感じました。
思い返せば、末っ子がまだ小さくて一緒に行けなかった年、その方が長女を連れて文楽を見に行ってくださったこともありました。
その優しさが、今も私たちの文楽時間を支えてくれているように思います。
今回も家族の写真を撮ってくれていました♡


着物を着て劇場へ向かう道すがら、季節の風を感じながら歩く時間もまた、私にとっては大切な文化体験。
娘たちにとっても、ただの観劇ではなく、着物を通して「日本の美しさ」に触れる機会になってくれたら嬉しいなと思っています。


今年の演目も素晴らしく、現代風な演出をしてくれていて、たくさんの笑いどころがありました。
娘たちにも分かりやすくなっていて、感想もそれぞれで、帰り道の会話が尽きませんでした。
文楽の世界は、親子の会話を豊かにしてくれる魔法のようです。




来年もまた、着物をまとって、娘たちと文楽の世界へ。
そんな夏の恒例行事が、私たちの小さな文化の軸になっていくことを願っています。

