着物と発酵と、ゆるやかな季節暮らし
大阪 平野区で着付け教室・和裁教室・出張着付け・お着物相談をしている着付けと和裁〜いろは〜の吉田さきです。

梅を漬けた。 今年はじめての梅しごと。ちょっと手探りで、上手くできるかドキドキしながらの挑戦。
綺麗な梅酢が出てきて、梅たちが瓶の中で静かに眠る。
その隣には、毎年のように仕込んでいる米味噌。 今年で五年目になる。そろそろ「手前味噌」という言葉がちょっとだけ誇らしくなってきた。 しっとりと甘くて、やさしい旨み。市販の味噌には戻れないな、なんて思うことも。

ふと気づけば、そろそろ夏の着物の出番が待っている。
薄物の心地よい風合いに触れると、着物と季節が呼応していることを思い出す。
わたしの暮らしの中には、気がつけば「発酵」と「手仕事」と「布」がいつの間にかあった。
どれも手をかけて気を配って、時間をかけて育てていくもの。
すぐに答えが出ないところがいい。 日に日に変化する様子に寄り添って「今」を大切にする心が自然と育つ。
雨の合間に空を見上げて、梅を干す日を思った。
早い梅雨明けと共に、お天気の日に三日間干して酸っぱそうな梅干しが完成した。

着物の衣替えも、ゆっくりと。 気ぜわしい季節なのに、不思議と心は穏やか。
そんな暮らしの記録を、また少しずつ綴っていけたらと思います。

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