かるさんパンツ試作してみます

大阪で着付け教室・和裁教室・出張着付け・お着物相談をしている着付けと和裁〜いろは〜の吉田さきです。

先日、お正月ぶりに実家に行ってきました。
車で30分ほどの距離なのですが、なかなか行くタイミングがなく数ヶ月ぶりになってしまいました。

常に生前整理をしている母親から、「これはいるか?いらないか?」と帰るたびに聞かれるのですが、今回は絵本でした。
家にもたくさんあるので、もう読まなさそうなのは寄付しようと持って帰りました。

絵本のついでにもう少しで空になりそうな和ダンスを確認。
以前から「これはまだ置いておいて」と言っていたおばあちゃんの大島をリメイク用に持って帰ることに。

サイズ直しして着ようと思っていたけど…

最近、着物生地でリメイクバッグを作る講座を受講していまして。
それ用に使おうと思っていましたが、母親がモンペ作って欲しいと。

母親は全くと言っていいほど着物は着ませんが、作れるものは何でも手作りする方で。
おばあちゃんのウールの着物を解いて洗って自分用のモンペを手縫いで作って履いていました。
そのモンペの生地がもうボロボロになってきていたので新しいモンペが欲しいとのことでした。

しかも下の画像のようにお股の部分にマチをつけていたんです。自分なりに工夫して物作りが出来るところ尊敬する…。



このズボンは無印良品の子供用のズボンなのですが、足を広げやすそうで、大人用もこんなのがあればいいのになぁと思っていました。
生地を余計に使うのと、手間がさらにかかるからかこういうデザインのズボンってあんまりないような気がします。(私が知らないだけだったらすみません)

洋裁のズボンの作り方でも、股マチ付きの型紙をみたことがなかったし母親も別にマチの型紙を取ったわけでもないそうなのでびっくりしました!(ズボン部分は図書館から借りてきた本から取ったそうです)

私自身は、デザインしたり自分なりに何かを作るのは苦手ですが、作り方があればその通りに作るのは得意です。形が決まっているものを作るのが好きなので着物の仕立ては自分に合っていたんですね。
高校生の自分が進路を選んだ時には自然と自分の得意が分かっていたのかもしれませんね。

で、モンペの話に戻るのですが、その時にふと思い出したことがありました。

たつけパンツ

https://itoshiro.org/pages/traditional_clothes#karusan

こちらの『たつけ』
たっつけ袴とも呼ばれていた物だそうですが、ものすごくいいよ〜と教えてもらっていたことがあって。
その時は、興味があるような無いような、良さがあまり分かっていなかったのだと思います。

もう一度よく見てみると直線裁断・直線縫い・生地を無駄にしない・反物幅で作れる。と着物から作るには良いことづくめ。

さらに調べると、たつけはスリムなデザインなので『かるさん』が良さそう!

かるさんパンツ
ホームページに載っている画像です

https://itoshiro.org/pages/karusan2022

かるさんは無印良品の子供ズボンに形が似ていると思いませんか?
こちらの石徹白洋品店(いとしろようひんてん)さんでは商品も販売していますが、
作り方の本(データ)も販売されていまして。

母親にモンペを作ってあげる前に自分用のパンツを試作してみよう!と思い立ちました。
モンペより良さそうだったらこのかるさんの型紙で作ってあげようと思っています。

データは購入済みなので、まずは自分用の生地を調達します。
また進捗がありましたらブログでご報告しますね。

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